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ミュージカル・舞台劇

劇団影法師うわさシリーズ

天下の英雄歴史に名高い名場面といえど鵜呑みにしちゃいけない。何事も疑ってみることが肝心。嘘のようなホントの話。ホントのような法螺話。
劇団影法師の「うわさの・・・」シリーズは天下の英雄豪傑を笑い飛ばし、歴史上の名場面をひっくり返して歴史の真実?!を炙り出す。本シリーズは大胆な戯曲とケレン味溢れる舞台によって、股覗きのように天地がひっくり返る不思議な感動をお届けしたいと思います。

うわさの一休さん

【STORY】
ご存知「一休さん」といえども鵜呑みにしちゃいけない。若くして悟りを開いたといわれる一休さんですが、後年は酒を飲み、肉を食らい、女を愛する破天荒な人生を送ったといわれます。この一休さんが、地震や台風などといった地球のエネルギーが一定方向に集まった時に開くという時空の扉 時穴(ときあな)を通って室町時代からタイムスリップしてきました。一休さんはこの現代で何を見、何をやらかすのでしょうか。
嘘のようなホントの話、ホントのような法螺話。
「うわさの水戸黄門」に続く劇団影法師うわさシリーズ第3弾
「うわさの一休さん」。乞うご期待!
 
【出演】
長澤晃、永田陽二、和田覚、村上洋康、夏目志保子、金井真澄、渡部荘一郎、須賀由佳、立山愛、川田一彰
 
【主なスタッフ】
【作】永田陽二【演出】甲田 徹【音楽】五十嵐白林【美術】伊藤行也【照明】藤田隆広【舞台監督】神山晃人【企画製作】(株)劇団影法師

うわさの水戸黄門

【STORY】
ええ~い !この紋所が目に入らぬか。こちらにおわすお方をどなたと心得る。先の副将軍、水戸光圀公なるぞ、ひかえ!ひかえ!ご存知「水戸黄門漫遊記」といえども鵜呑みにしちゃいけない。
「うわさの水戸黄門」は京の都 羅生門に巣食う鬼たちが演じる嘘のようなホントの話、ホントのような法螺話。黄門様の歴史書「大日本史」編纂のために諸国を巡る助三郎。この助三郎が羅生門で死体となって発見された。
諸国の大名や社寺に伝わる古文書をめぐる争い、歴史の闇にひそむ京の妖怪、助三郎に恋した女の一途、様ざまな糸が絡み合う助三郎の死の真相は?そして黄門さまの高笑いに隠された真実とは!?
 
【出演】
杉谷信、長澤晃、永田陽二、夏目志保子、和田覚、村上洋康、金井真澄、渡部荘一郎、川田一彰、日置歩夢
 
【主なスタッフ】
【作】永田 陽二【演出】甲田 徹【監修】鵜山 仁【照明】藤田 隆広【音楽】五十嵐 白林【美術】伊藤 行也【舞台監督】神山 晃人【協力】劇団ひまわり

うわさの三国志~市井三国~より

この作品は2008年の春、北京人民芸術劇院実験小劇場で、30ステージ以上の公演を実施し、すべて満席の実績を作りました。もちろん公演に対する評価は、賛否両論であり、非難のほとんどが伝統的な三国志を守るものであり、さらに「市井三国」が神聖な関羽のイメージを壊すことを許せないというものでした。もし、この芝居を否定する人々の意見が、正論とすると、三国志のストリーと登場人物のキャラクターの一面的な見方を根拠としていると思いますが、それを疑うことも必要かと思います。ある一面だけを見るのではなく、多面的にものを見ていくことは、前進の原動力であると私は思います。
 
(作者弁より抜粋)
北京の人民芸術劇院実験小劇場で上演されていた「市井三国」を観る機会があった。しかし中国語のセリフなどわかる筈も無いが・・・客席は大爆笑。どうやら「桃園結義」「温酒斬華雄」といった「三国志」の名場面、中国人民の持つ「三国志」の世界をひっくり返して喝采の様子。
劇団影法師はこれまで「西遊記」「三国志」といった中国の古典作品を様々な手法で上演してきた経緯もあり、それらの世界をひっくり返す「市井三国」、早速北京に連絡を取り、台本を手に入れ、翻訳作業に挑む・・・この過程で中国の創作チームが並々ならぬ意気込みと覚悟でこの作品に挑んだことを知る。「三国志」の世界をひっくり返すということは、彼の地においては、画期的な試みである。
彼らの大志を受け継ぎ、我らは戦いの大地へと躍り出る。嘘のようなホントの話、ホントのような法螺話?(演出弁より抜粋)
 
【STORY】
時は後漢末、中国大陸はまさに群雄割拠の時代。その時、乱れた世の中をただし人民を救おうと立ち上がった三人の男たち!漢王室の流れをくむ劉備玄徳、武勇に優れ忠義無類の関羽、張飛。三人は桃園に義を結んで立ち上がった!まった!予告編はそこまで。
本日のお芝居は「三国志」。歴史上の英雄といえどもあたまから信じちゃいけない!チンピラは一片の豚肉のために二セの劉備になりすます。「桃園結義」「温酒斬敵」「煮酒論英雄」「三英戦呂布」、名場面の舞台裏で「大力丸」と「玄鉄刀」が大活躍!何が本物で何が贋物?貂蝉、大喬、小喬・・・美女たちの正体はいかに!
真偽のほどはお客様のご判断!決めるのはお客様!騙されるのはお客様の責任!
 
【出演】
張青松、天福、長澤晃、西岡野人、広島光、村上洋輔、山口泰央、結城一糸、湯原満
 
【主なスタッフ】
作:唐 宇、潤色・演出:甲田 徹、監修:鵜山 仁、音楽:五十嵐 白林,美術:伊藤 行也、照明:藤田 隆広、
プロデューサー:山崎 靖明

日本・ASEAN5ヶ国国際共同ミュージカル「PRISUM」(海鏡プリズム)

日本・ASEAN交流年2003記念事業として日本・ASEANで国際共同制作された。
東京公演後 ASEANツアー2003を実施。シンガポール・タイ・フィリピン・マレーシア・インドネシアの日本も含む6ヵ国6都市で15公演を行なった。
 
 
【STORY】
アジアのとある都市にある、通称「円い城」と呼ばれる古くからの居住区には30000人以上の多国籍なアジア人が暮らしていた。今は瓦裸となった廃墟 (円い城)の中央に、都市再開発局の用地接収責任者の一人の男 : Aman(阿満)がたたずむ・・・。
一年前、阿満が住人たちに、円い城の取り壊しにあたって説明を始める。「国の威信をかけたプロジェクトであり、発展のためには新しいものを求めなければいけない、未来のために再開発もやむなし」と。住人たちは口々に反対した。 妊婦を兵士がレイプし刺し殺す地獄、街角で男を誘惑する貧しさ、植民地として外国から受けた過去の歴史や蔑視のありのままを口にする。円い城は、歴史と言う名の大河を渡ってきたアジア人が辿り着いた、アジアの一番すばらしいものを宿した唯一の場所だと。 全部この鏡に示されていると、突如、老女が八卦の鏡を差し出す。唱導者は、円い城が人を育てた意味を口にし、阿満に告げる「歴史と妥協してはならない。自分と、自分の心と、血と、魂と向き合うことが大切です」と。
どしゃ降りの雨の中、阿満が立退きの補償通達を配っている。円い城の住人は誰人も受け止めようとはしない。住人たちが立ち去った後には、紙くずとなった補償通達が風に舞っていた。
円い城が取り壊される当日。阿満が一人苦悶している。いつからか阿満は円い城の一人となりつつあった・・・・・・。
 
【出演】
日本、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアの俳優
 
【主なスタッフ】
脚本・演出:GOH Boon Teck(シンガポール)、Boi G.Sakti(インドネシア)、
作曲・音楽監督:Saidah RASTAM(マレーシア),原作:LizaC.MAGTOTO(フイリピン)、
衣装デザイン:Ritirong JIWAKANON(タイ)、美術:伊藤 行也(日本)、
照明:山口 暁(日本)、舞台監督:上田 光成(日本)、エグゼクティブプロデューサー:山崎 靖明

日韓・日中韓PAC2002 中世の部「間」(HAZAMA・사이)

2002年の日韓国民交流年、日中韓国民交流年記念事業、日韓・日中韓PAC2002(日韓・日中韓舞台芸術コラボレーションフェスティバル2002)で公演された9作品のうち日韓4部作(古代、中世、現代、未来の部)としてコラボレーション制作された5作品中の「中世の部」。2001年にプレ公演、2002年に本公演を行なった。
 
 
【STORY】
時は、天正時代。対馬領主宗義智の夢枕に邪馬台国の卑弥呼が現れ、義智こそが卑弥呼の弟卑弥弓呼の生まれ変わりであり、アゲハ蝶が止まった者が自分の生まれ変わりだと告げる。豊臣秀吉の朝鮮出兵の命を受け苦悩する宗義智は、偶然捕虜として対馬に連れてこられた朝鮮の巫女・ヤンニョにアゲハ蝶が止まるのを目にする。そしてヤンニョに幻惑される義智に、再び朝鮮出兵の命が下る。戦いの無意味さを知る義智は、ヤンニョの元に病と偽り身を隠し、そこで初めて自分とヤンニョが悲恋の運命を背負った生まれ変わりである事を確信する。千年の時を経た出会いも束の間、関ヶ原の戦いに巻き込まれた義智がやつと対馬に戻ったときヤンニョの姿はない。義智は愛を探して、平和を求めて朝鮮に渡るのだった。
 
 
【出演劇団】
劇団影法師、新宿梁山泊、劇団1980、
ジョイフルシアター(극단 즐거운 사람들)、劇団ヨンヒダンコリペ(극단 연희단 거리패)
 
【主なスタッフ】
脚本・演出:李 潤澤(이 윤택)脚色・演出:金 盾進(김 수진)、脚色補:梶原 涼、
振付:大川 妙子、音楽:NUKI-TONE、舞台美術:大塚 聡+八百竜、影絵・人形美術:伊藤 行也、
プロデューサー:山崎 靖明、金 炳浩(김 병호)

日本・カナダ国際共同制作/日本・オーストラリア国際共同制作「氷山ルリ」

氷山ルリの大航海には、観客のみなさんに地球の息吹が体験できる工夫がなされており、舞台を通して、この地球も呼吸をしている生き物であり、仲間たちの美しさと大切さを感じ取ることができるでしょう。
 
 
【STORY】
この物語の主人公はルリという名の氷山です。
ルリはグリーンランドの氷床で2万年もの時を北風と一緒に過ごしてきました。キキは北極から南極まで飛び回るキョクアジサシです。ある日、ルリは自分のまわりの氷が動くのを感じました、ルリは氷床から割れて海面にうかびました。氷山ルリの誕生です。
ルリはキキと一緒に南極大陸をめざして大航海へと出発します。旅の途中でルリはたくさんの渡り鳥や動物たちと出会います。複雑な海流に迷い込みそうになったり、暑さに悩まされたり、嵐で船から落ちた少女を見つけたり、ルリは仲間たちの知恵と力に助けられて南極を目指す旅を続けます。
 
【主なスタッフ】
原作 「氷山ルリの大航海」講談社刊 高円宮妃久子・文/飛鳥童・絵 脚本:レイモンド・ストーレイ 
演出補:甲田徹 音楽:ジョン・ロビー 舞台・照明美術:エドワード・ロイ 影絵美術:伊藤行也、佐藤悟 
音響:横尾和男 美術監修:飛鳥童 コーディネーター:川喜田聡司、ヤコバ・クナーペン 
プロデューサー:山崎靖明
ルリが南極めざして動き始めた...
ルリの大航海を助けるイルカたち
灼熱の赤道、ルリは小さくなっていく...
船から落ちた少女を助けるルリとオサガメ
夢に見た目の前に広がる南の国
やっと南極に到着!長老はどこ?

日中韓4劇団コラボレーション「GOKU」

昔々その昔、中国で生まれた孫悟空は三蔵法師のお供をして、如来様のお経を求め、天竺まで艱難辛苦の旅をしました。時は流れ、世は移り、21世紀に孫悟空は蘇りました。
1998年から足掛け 4年をかけて製作された日中韓 3カ国 4劇団コラボレーション「GOKU」。各都市プロデューサーによる制作ミーティング、各都市で行われた俳優オーディション、舞台美術や衣裳の作成、ツアー各都市主催者との打ち合わせ、東京で行われた合同稽古など、全てが異文化・異言語のぶつかりあいの連続。
迎えた東京プレ公演は、果たして 4カ国語が飛び交う舞台が観客に通じるかどうか・・・不安と期待が入り乱れる中での公演でしたが、 蓋をあけてみれば大雪にもかかわらず2日間の公演とも満員で大盛況。観客も初の多国籍語が飛び交うアジアのコラボレーションの芝居に魅了され、まさにキャストと観客が一体となって言葉の壁を超えた公演でした。続いて「GOKUアジアツアー2001」では、マカオ、香港、広州、北京、シンガポール、ソウルで公演が行なわれた。
 
 
【STORY】
三蔵一行は「対岸まで八千里、古来より渡りし人稀なり」と石碑の立つ「通天河」にぶつかる。河底に棲む霊感大魔王は童男童女を好んで喰らう。生贄に化けた孫悟空はみごと大魔王を蹴散らかす。しかし大魔王の放った女たちに三蔵法師はさらわれ、孫悟空は如意棒を奪われてしまった。
さて孫悟空たちは・・・
 
 
【出演】
劇団影法師(東京)、北京市児童芸術劇団(北京)、中英劇団(香港)、ジョイフルシアター(ソウル)
 
【主なスタッフ】
製作総指揮 山崎靖明(東京)、製作副総指揮 蘇国雲(香港)、脚本 鐘下辰男、演出 鵜山仁

日本・東アフリカ国際共同制作「アフリカの風」

遠くまでとどく太鼓の告は古くから通信の手段として用いられてきました。アフリカの太鼓の持っている豊かな響きには、サバンナの動物や森、風や雲、いや もっと不思議な仲間ともコミュニケーションが出来るような未知なる力、現代文明が求めている「心の癒し」のようなものを感じます。 「アフリカの風」には、生きるための知恵や勇気がいっぱいつまっています。変幻自在のスクリーンにはアフリカのジャングルやサバンナが映し出され、舞台脇では本場のミュージシャンが太鼓の生演奏。俳優たちにも観ている観客にも力強いリズムを吹き込みます。
 
 
【STORY】
いなくなった太鼓名人のおじさんを探す旅に出た少年。日本で育ったライオン、ハイエナ、ウサギが飛行機が故障してサバンナへ。一人と3匹の旅が始まります。3匹は自然の掟を少年から学びます。はたして3匹は自然にかえれるのか、少年はおじさんにであえるのでしょうか...。
 
【主なスタッフ】
脚本:小松幹生、演出:甲田徹、美術:伊藤行也、演奏:アブダラ・ドゥラ
現地に伝わるお面
 
太鼓演奏者:アブダラ・ドゥラ

10歳の頃より、多くの伝統的なグループに参加してアフリカンドラムの演奏をはじめる。 様々な民族のリズム、歌、踊りに精通し、現在はヨーロッパを中心に活躍。
 

子どもたちのギリシャ神話 3部作 ミュージカル ザ・ヒーローズ

1999年3月 劇団代表山崎が総合プロデュースし、東京都助成'99都民芸術フェスティバル、文化庁・日本芸術文化振興会舞台芸術振興事業として、日本児童・青少年演劇劇団協議会合同公演「ザ・ヒーローズ」を、東京都新宿区の中央公園に特設テントを設けてギリシャ神話を題材に3部作による大作を一挙上演。12日間28ステージ公演
 
【主なスタッフ】
演出 鵜山仁、 脚本 エイドリアン・ミッチェル(イギリス)、
音楽 アンドリュー・ディクソン(イギリス)、チーフプロジューサー 山崎靖明
新宿中央公演に初めて テント劇場が立ち上がった。
テント内の座席

1・ゴルゴンの首 The Gorgon`s Head

 
英雄になりたくなかった英雄
 
しつこく言い寄る男から自分の母親を救った若き王子ぺルセウスの物語です。ペルセウスはどんな危険にも立ち向かっていきます。見た者を石にかえてしまう蛇の髪を持つ女メデューサ(ヨルコン )の裏をかいてその首を打ち落とします。

2・歌うオルフェウス Orpheus Sings

 
英雄になりそこねた英雄
 
世界一の歌い手であるオルフェウスの物語です。最愛の妻を蛇にかみ殺されたオルフェウスは黄泉の国を目指して進みます。死者となった妻を地上に連れ戻すためにオルフェウスが黄泉の国の王に誓った約束・・・それは、地上に戻るまで決して後ろを歩く妻を振り返って見てはならないというものでした。

3・ミノタウロスの迷宮 

 
英雄になりたかった英雄
 
実の父親を探す英雄テセウスの冒険物語です。彼は様々な怪物を倒し手柄をたてるが、最大の試練はクレタ王国にあった。暗く脱出不可能な迷宮の中心で彼は牛頭人身の怪物ミノタウロスに立ち向かうのです。

太陽のこどもたち

不思議な力によって、少年は太鼓とともに光と闇が支配する物語の世界に放り出された。
そこには、魔法の太鼓をあやつるラップランド(サーメランド)のシャーマンがいた。
演出にあたり 鵜山 仁
サンタクロースの故郷、時には気温が零下 40度にもおよぶ酷寒の地、ラップランド(サーメランド)。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、この北欧三ヶ国が踵を接する北極圏の雪原には、もちろん国境など見えません。古くからこの地を故郷とするサーメの人々は、トナカイと共に雪原を西へ東へと移動し、独自の生活、文化を育んできました。
夏は白夜、冬は太陽が一日中顔を出さないこともあるこの極北の町や村にも、やはり日々の生活があり、その一つ一つに、我々日本人と同じような喜び、悲しみがつつみこまれています。 この地に旅する機会を得て、ぼくは地球の大きさと、人と人とのつながりの大切さをあらためて痛感しました。
『太陽のこどもたち』の主人公、春をもとめ、太陽をもとめて魔の山ケプネカイセにおもむくサーメ人の少年ペールの冒険は、「日本の少年」の「魂の冒険」と重なりあいます。
ライブの俳優、人形、影絵、様々な舞台表現のレベルが、ラップランドと日本とを結ぶこの物語の、夢、伝承、現実の様々なレベルと呼吸しながら、より普遍的な、より個性的な世界を作りあげる、そんな期待が広がります。
トナカイの引く橇に乗って、ラップランドの魔法の太鼓の響きが、もうすぐそこに聞こえるような気がします。
 
【STORY】
ラップランド(サーメランド)では、太陽の昇らない暗闇の季節が続いていました。
サーメ人の少年ペールと従妹のイダの二人は、誰よりも先に日の出の輝きを見ようと、ラップランドで一番高い山ケプネカイセの"日の出の祭"へと旅立ちました。叩くと、たった一度だけ願いが叶うという魔法の太鼓、ギエブレを持って・・・。
オバケに襲われたり、大穴に落っこちてしまったりと大変なめにあいながら旅を続けます。雪の中で遭難した人々が魔王ヒーシに氷づけにされているのを見て、ペールは太鼓を叩くことを決心しますがラップランドに太陽の輝きをとりもどすには"太陽を永遠に沈めてしまった深い悲しみの持ち主"を探し出さなければなりません。
 
【主なスタッフ】
演出:鵜山仁、脚本:今門洋子、音楽:川崎絵都夫、照明:井口眞、舞台美術:倉本政典、
影絵・人形美術:伊藤行也&アリ・アールホルム
株式会社劇団影法師
〒180-0012
東京都武蔵野市緑町2-1-5
TEL.0422-54-7770
FAX.0422-54-6070
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