本文へ移動

中国影絵「西遊記-三打白骨精-」「鶴と亀」

魔法のような芸術 色彩豊かで、変幻自在の影絵

皮影戯(ピーインシー)と劇団影法師

西遊記 表紙
約1200年前に中国で誕生したとされる皮影戯(ピーインシー)。動物の皮でできた人形を使い、美しい色彩が特徴のこの影絵劇を、劇団影法師はいち早く日本国内に紹介してまいりました。おかげさまで、日中合作皮影戯「西遊記」特別公演は数々の賞をいただき、ロングラン作品として現在も公演を続けております。
 
そんな『西遊記』の中から、本場中国でも人気の「白骨精」とのエピソードを皮影戯にしてお届けします。孫悟空と妖怪の知恵比べと千万変化の数々、息つく間もない立ち回りは、この皮影戯の魅力を最大限に引き出す作品の一つとされています。

年齢を問わず、みんなで楽しめる!見たこともない影絵劇

孫悟空
【プログラム】
 
上演時間:80分
①中国寓話 「鶴と亀」・・・10分
②体験ワークショップ ・・・15分
 ※珍しい中国影絵のひみつをご紹介
 休憩
③西遊記ー三打白骨精の巻ー・45分

 
 原作:呉 承恩
 演出:柴 廣義/脚色:関澄一輝
 
一流の俳優陣の声が、演技を引き立てます
 
 孫 悟空…橋爪 功
 白骨精…岸田今日子
 猪八戒…三谷 昇
 沙悟浄…有川 博 他

ご存知! 「西遊記」

「西遊記ー三打白骨精ー」

【あらすじ】
千年ものあいだ、変身の術で人を騙しては食べ生きながらえてきた妖怪「白骨精」。通りかかった三蔵法師の一行を騙して三蔵を食べ、不老長寿を得ようと企みます。娘やお婆さんお爺さんに化けて近付いてくる白骨精を、悟空はことごとく見破って打ちのめしますが、騙された三蔵はそんな悟空を「罪のない人をあやめるとは何事か」といって責め、ついには破門してしまいます。「お師匠さま、これは人間ではなく妖怪です」。悟空を失った三蔵法師一行の運命は如何に・・・。西遊記二十七番目の物語より「三打白骨精の巻」。息つく間もない千変万化の活劇ストーリーをお楽しみください。
西遊記

西遊記とは?

西遊記は、『三国志演義』・『水滸伝』・『金瓶梅』と並ぶ、中国四大奇書(4大小説)の一つです。玄奘三蔵という実在したお坊さんの旅の手記をもとに、16世紀頃に中国で大成しました。
物語は、お釈迦さまから有難い経典をさずかるため、遠い天竺(今でいうインド)を目指す三蔵法師一行の成長と絆を描いており、孫悟空をはじめとする個性豊かなキャラクター達の冒険は、今日でも世界中たくさんの人たちに愛され読み継がれています。

まるで生きているような動物たちのやりとり 「鶴と亀」

鶴と亀

鶴と亀のコミカルなやりとりが、かわいく観ていて楽しい作品。ノンバーバルで、老若男女どなたでも楽しめる内容になっています。鶴や亀の他にも、カエルに魚に蝶々など、たくさんの生き物が登場し賑やかに画面を彩ります。
 
中国寓話 「鶴と亀」 上演時間:10分
 
演出:柴 廣義
 
【あらすじ】
ある日のこと、湖を小さな亀が泳いでいました。岩に辿り着き上り始めた亀に、舞い降りてきた一羽の鶴がそっと近づき、長いくちばしで亀の尻尾をつつきます。驚いた亀は首をすくめ、慌てて逃げ出しました。そして鶴が魚をついばみ始めると、今度は亀がそのくちばしに噛みつきます。さあ大変、鶴も大慌てです。さてどうなることやら・・・

飛ぶ!消える!変わる!変幻自在のおもしろさ!

皮の影のお芝居の魅力

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、2011年11月に中国影絵芝居を人類の無形文化遺産リストに登録しました。
 
皮影戯(ピーインシー)とは?

美しい色彩

皮影戯 スクリーン裏
皮影戯に使用される人形は、牛皮に細かく彫刻し、多彩な色を施した芸術的で美しい人形です。この人形を使った影絵は従来の黒い影ではなく、息をのむような美しい色のついたカラーの影絵になります。

生ているような動き

スクリーン
皮影戯で使われる人形は、素材に皮を使うことによって丈夫で且つ柔軟な表現が可能です。人形の関節等細部まで可動する仕組みのため、その表現力の豊かさと動きの繊細さは、まるで生きているかのような演技となって観客を魅了します。

変幻自在 

操作風景
スクリーンに直接照明の光を照射し、人形を透かしだす技術や竹の棒による独特の操作方法は、上下左右に大型スクリーンの全面を動き回ることが可能になります。消えたり、現れたり、変身したり、大きくも小さくもなれる。日本にはない技法がまさに変幻自在な演技を生み出します。
株式会社劇団影法師
〒180-0012
東京都武蔵野市緑町2-1-5
TEL.0422-54-7770
FAX.0422-54-6070
TOPへ戻る